クロウハンマースタイルの場合親指は1弦から5弦まで全てを受け持ちます。
親指は爪を使うのではなく、腹を使います。
弦を弾いて音を出すというより、押さえて
放すといった方がイメージしやすいかも知れません。
親指がヘッドに当たって出る雑音はこの奏法
の特徴ですからあまり気にする必要はありません。
意識的に大きく叩く時以外は、自然に当たって
いるのが良いでしょう。5弦だけでなく
1弦から4弦も同じ要領です。思い通りの
弦に親指が持っていけるように練習してください。

 

 

1弦から4弦までを受け持つのは中指です。(人差し指で弾く人もあります。)
爪の甲を使って、またはピックを付けてピックの甲を使って、弦を叩くように弾きます。
あまり力を入れるとヘッドに当たってポコポコと雑音が出ます。意識的に
当てる時以外は、力を抜いて弦の音だけが
鳴るように練習してみてください。

「どんな風にして弾いてるんですか?」と、ライブが終了後に聞かれることがあります。
3フィンガースタイルのように指が忙しく動く訳ではなく、ベーシックストラムのように
手を大きく振る訳でもありません。特に私の奏法は手首がほとんど動かないので、不思議に
思われるのでしょう。少しでもバンジョーを、フレイリングやクロウハンマーにトライした
人にはわかると思いますが、親指と中指の2本だけでメロディとリズムが出せるようには
思いにくいものです。特に中指の爪と親指の腹で弦をつまむように引っかけて弾くのではなく、
爪の甲で弦を叩くように弾き下ろす奏法は他の楽器にはあり得ないと思います。

 

 

Clawhammer Banjoに対するご質問・お問い合わせ
Banjoの調整などに関するご相談は
こちらにMailをお寄せください。
  info@officeken.net