謙さんのNASHVILLE紀行10  

この時点で出来上がった曲は「仲間たちよ」「遥か」「また逢いましょう」「風が吹いている」「夢見た街」
「桜SAKURA」「地平の彼方」「ある朝ふと」「雨あがり」そして日本で録音して行った
「風の盆に恋をして」の10曲。残るは「恋唄」と細々したオーバーダビングのみ「もう終わったも同然や」
「KENさんまだ唄、1曲も入ってませんよ。」「あっ、そうか!」見たいなやり取りをしながらスタジオへ。
BOBに「『雨あがり』に鈴の音を入れて欲しい。」と日本から持ち込んだインド製の鈴を見せたところ、
何を勘違いしたのか「Thanks !」「違うがナ。この鈴で録音してくれて言うてんの。」で録音開始。
終わってから、あまりにも欲しそうにその鈴を見ているので「米国にはこういうの売ってないの?」
「うん、前から欲しかったんだけど何処にも無かった。」「ほな、あげる!!」「やった〜!!」手な訳で
本日の出費、鈴1個¥2、800也。そうこうするうちに今日もあっという間に修了。今日もBRYANの
ギターが冴え渡っていました。BOB,BYRON,BRYANともこれでお別れ。ホンマ、ありがとう。ようやって
くれました。心から感謝します。
今日は6時30分で録音は修了。BRENTがライマンホールで行なわれる。コンサートに出るからとのこと。
「是非見に来て。」とのお誘いに快くOKして、とりあえず御飯。食後の重たい腹を抱えてライマンホールに
ついたのは9時前でした。入り口でチケットの事を聴くと「もう今日はチケットの販売は終わりました。」と
冷たい答え。「それは無かろう?」といろんなところで訪ねると、券売のおばさんが
「誰にも言わんといてや。」と26$のチケットを3枚くれはった。この旅は何処までラッキーなのだろう。
開場に入るとカントリーファンの老男女の坩堝。ワーワーキャーキャーピーピーガーガーやってます。
JEFF WHITEがBRENT TRUITTがBRYAN SATTONがBYRON HOUSEが、なんやBOB以外は皆出てる
ヤンカ!すると突然会場のボルテージが上がります。ステージには今やお金が月まで届くと言う
カントリーシンガー. VINCE GILLが登場。マンドリンを持ってBluegrassやってました。その後
SAM BUSHが出てきて『ルイスビルまで8マイル』ナンカを演奏しました。しかしこのSAM BUSHという人、
音楽的な魅力の他にもなんとも言えないカリスマ性が有りますなぁ。それ以上に僕は物凄い前向きな姿勢を
感じました。音楽はこう有りたいものです。ただ無闇に大きな音でマンドリンを弾いているだけでは
無いのです。それと無茶苦茶面白かったのはリロイトロイ(スペルが判りません)のジャグバンド。
やっぱり米国は広い。いろんな人がおります。演奏終了後楽屋口でBRENTにキャシーキヤボラを
紹介してもらい「せっかく日本から来ているなら明日の晩Station innに楽器を持って遊びに来たら。」
のお誘い「ありがとう。必ず行きます。」やりました。どうやらNASHVILLEで演奏ができるようです。
BRENTに言われるままに、楽屋口の目の前の店に入るとそこにはSIDE MENのメンメン。これがホントの
SIDE MEN MEN。宮崎に皆を紹介してもらい楽しくお話しました。言葉は判りませんが皆も酔っ払い
だったので丁度よかったのでしょう。一杯の刺激を受けて、さぁ明日から歌入れです。「がんばるぞ〜。」

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リロイトロイとライマンホール楽屋口で 、そしてその後ご陽気なSIDEMENMENと一緒に乾杯〜