謙さんのNASHVILLE紀行8  

BYRONとホテルの駐車場で別れて僕らはBILLとスタジオ
へ「さぁ!今日はBanjo中心に録音だ!!」ところでこの
BILL KEITHという人、朝起きてから寝るまでの間ズ〜ッ
と珈琲と煙草を離さない。昼御飯の時に「1日に何杯
くらい珈琲を飲むの?」と訪ねたところ「まぁ、多い日で
5杯くらいかなぁ」の答え。すでに昼の時点で僕の知る限り
6杯は飲んでいる。「煙草は?」「多い時で20本くらい。」
イエイエ決してそんなペースではありません。録音中でも
暇があったら外に出て(スタジオ内は禁煙)立て続けに煙草を
ふかしてます。「きっとBILLはその程度にしておきたいと
言う希望を述べているのだろう。」で僕と宮崎の意見が
合いました。それにしても良く飲んで良く吸ってました。
BILLさん体大事にして下さいヨ。今日最初は『地平の彼方』
から。BILLさんの出番はなくズーっと表の庭で存分に珈琲
を飲んで煙草ぷかぷか。中ではBOBがジャンベの長ーいの
(名前を聞いてくるの忘れました。)を持ってきてエゲツナイ
低音を響かしています。この曲のBRYANのギターが
聞こえてくる度にchicken skinがたちます。これもあっと
いう間にOK ! さぁBILLさんお願いします。曲は
『ある朝ふと』軽いフォークタッチの曲で全編にBanjoが
流れる。スタジオに入ったBILLが何か困っている。
どうやらチューニングメーターの調子が悪いらしい「これ
使って。」と持って行くと、「最近どうも持っているものが
よく壊れる。今朝老眼鏡が壊れて今度はチューニングメーター
次ぎは何が壊れるのかと思うと心配で心配で・・・。」と
壊れて歪んだ老眼鏡越しに僕を見てボヤいている。「物が
壊れるのは構わんけど、BILLさん!あんたが壊れんように
シイヤ。」と僕は呟いた。ホント体だけは大事にして下さいよ
まるで林家三平の心境である。『ある朝ふと』があっさり
終わって昼御飯。今日はBRENTが夕方から用事の為、手軽に
食べられるファーストフードのハンバーガー屋さんへ。
スタジオを出るとBOBが「今日は僕のオモチャに乗ってきて
るンだぜ!一緒にどうだい?」と僕を誘う。見るとそこには
JEEPが停まっている。早速乗り込み「宮崎も一緒に乗る?」
「僕は止めときますワ。」「そんな言わんと、これ面白ソウヤデ。」「どうぞ謙さんおひとりで楽しんで下さい。」
「ナァンヤ、ホナBOB行こか!」走り出してハイウェイに
出た途端宮崎が乗らなかった理由が判った。
70mile(120Km)も出てるのにこのBOBは、片手運転で
僕に話し掛ける度に僕のほうを見ながら運転している。
正確には運転しているとは言えない。頼むから前みて運転
して!!きっと宮崎は前来た時にBOBの車に乗っているか、
この状況をを見て知っていたのだろう。昼食を終えて帰りも
泣く泣くこの恐ろしいJEEPに乗って帰る。
飛行機のほうがマシ!!

今日の最後は『雨あがり』この曲に関してBanjoはBILLと
僕のコンペなのです。曲のイメージにあった方を選ぼうと
言うのです。「へぇ〜。謙さんもエラなったんやねぇ〜。
BILL KEITHとBanjoで渡り合えるようになったんンヤ」
イエイエそう言う意味ではなくではなくて、あの〜どう
言ったらいいのか?まぁ〜、その〜早い話がBILL KEITH
とBanjoで渡り合うんです。アハハハハハ!!結果は
albumでお聞きください。

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みんな揃って

 

朝のBILLさん

BOB's toy & BOB