イタリアやフランス中国料理は知ってるけどアメリカ料理って聞いたことが無いなぁ。くらいの認識で、アメリカ南部の街Nashvilleに到着しました。そこは聞きしに勝る牛肉大国。いろんな肉料理(とはいっても懐の都合で、HamburgerとSteak,Hotdog程度)を食べました。この国の肉料理、日本のそれとは量、も製法も、味覚も何もかも全く違ったものでした。郷にいっては郷に従えの精神でしっかりと味わってきました。到着してまず最初にした食事は、Waffle Houseというホテル近くのチェーン店でPutty meltというHamburgとチーズを挟んだサンドゥイッチ。一口食べてパンとパテの焼き方そしてそれらの食べ方の長い歴史を実感しました。「ここではこんな店でも旨いものが食えるのか。」さすがファーストフード発祥の地であります。(残念ながらPutty meltの写真はありません。)

「アメリカの食べ物の量は半端やないで!」と聞いていたので、この時は「なんや、日本よりちょっと大きいだけやないか。みんな大層にいいよんなぁ。」と思ってました。ところがここから驚愕の毎日が始まるのです。まずはHamburger。勿論日本でもお馴染みのHamburger shopもあるのですが、向こうのひとに言わせれば「よほど時間のない時にしか行かない。」とのこと。案内してもらったHamburger shopはFoot ballStadium近くのGerman restaurant美味しいと評判のお店らしい。オープンカフェスタイルの席につくとモノゴッツ大きいお尻のお姉さんが「飲み物」のオーダーを聞いてくれました。アイスティを注文して出てきたコップの大きさに唖然。高さ7インチ(約17.7cm)口径4インチ(約10cm)の大きなコップにこれから毎日泣かされることになるとは、この時点では予想だに出来なかった。知らずに「おっきいコップ!」とはしゃいでいる私でした。
続いての注文はCheeseburger「焼き方は?」「Cheeseburgerで焼き方聞かれたんはじめてや。」「medium or medium well ?」「ほな、medium」と日本語で。出てきたのがチーズバーガー「おぉ〜!」と言わずには居られぬ大きさ。
写真で見るとコップの大きさと、トマトの輪切りやピクルスの大きさがが尋常でないため、普通の大きさに見えますが、パテは日本で言う「おばちゃん!僕ハンバーグの大!!」の大きさである。side dishのサワークラフト(キャベツの酢漬け)の
5インチ皿が小さく見えます。(こういう写真はやはり、横にハイライトを置くべきでした。)しかし味は抜群。炭で素焼きしたパテに自分で、ケチャップやBBQ
ソース、マスタードなんかで味付けして食べます。勿論バンズも炭焼き。
「やっぱり本場は美味しい食べ方しっとるなぁ。」とCheeseburgerをAmericaのGerman restaurantで食べている日本人の私でした。フレンチフライもこのキリ方は断然旨い。ホクホクとカリカリが何回も楽しめます。せめてフレンチフライだけでもこちらで食べられるようにならんもんでしょうか?

いくら肉好きでもHotdogやHamburgerが続くと、私にはキツイものがあります。「今日は日本食を食べに行こう。」と誘われて「日本でも
なんでも、一寸あっさりしたものが食える」と喜んだ私。しかし期待は裏切られ、closeした日本 restaurantを通り過ぎてやはり街角の
オープンカフェへ。ここはお姉さんが細くってとても綺麗なお店(何を誉めてるの?)アイスティを注文(これが好きなのではなく、甘さの
ないものはこれか水しか無い。)おっきなコップはここも一緒。サンドゥイッチがあったのでそれを注文。これはパストラミビーフとチーズと野菜のサンド(アルファルファ山盛り)、これで十分あっさり系。
けど食べ終わると動けない程腹一杯。
完全に大きさの感覚がマヒしてしまっている私。
それでも自家製のポテトチップスが美味しいので詰め込みました。
するとポテトチップスの陰から巨大なピクルスが出てきたのです。
同行のAmerica人はニコニコ笑って、ムシャムシャ食べながら大きなコップで2杯目のCokeを飲んでいる。恐るべしアメリカ人の胃。
ちなみにどこのお店でも1度飲み物のお金を払うと何杯飲んでも良い
ことになってます。が、一杯しか飲めません、念のため。

写真右は同行の宮崎君が食べたマリネステーキわずか9$程で
これが食べられるのですが、食べきるには相当の体力と根性がいります

普通なら「Recordingの休みくらいは旨いもんでも喰おう」なのですが、「頼むし、あっさりしたモン食べよ。」で行ったのが、オープリーランドにあるアメリカの家庭料理のお店CRACKER BARREL。着いたとたんに物凄い行列、かなりの人気です。待つこと40分。席について「サラダ、サラダ、サラダ、」と子供の様。おばさんが「サラダには
チキンが乗ってますが、ローストで良いですか?」「Yes」
「ドレッシングは色々ありますが何が良いですか?」「southern island please.」と完璧な英語で受け答え。出てきたサラダが
これです。サラダの上にローストチキンがたっぷり、その上にクルトンが、食パン約2枚分、ドレシングが別皿にテンコ盛り。「これサラダかぁ?皿は僕の肩幅くらいやし15インチ(40cm)はあるでぇ。
食べられんにゃろか?まあええわ、葉っぱやし大丈夫やろぅ。」と
食べ始め、大分お腹も膨れてきた時。一寸よそ見をしてた隙にやっとの思いで飲み終えたアイスティのコップに、おばちゃんが更なるアイスティをガバァ!「ああぁ〜」という僕にニッコリ笑って「serviceよ、気にしないで。」「うわ〜〜〜〜〜アメリカ好っきゃけど、アイスティ嫌いや〜〜〜!!」と泣き叫ぶ、少しももあっさりして無いサラダを食べた満腹の、「出されたものは残さず食べる」を小学校時代から叩き
込まれた、2杯目のアイスティを飲むはめになった、日本人の私でした。